イル・ディーヴォ

イル・ディーヴォとは

アメリカ・フランス・スイス・スペインから集まった4人組。
彼らは、オペラ・マナーでポップスを歌います。ひたむきに、切なく、そして情熱的に。
愛の歌をスペイン語、フランス語、イタリア語といったラテン語で歌い、その歌声に世界中が恋におちたかのようです。

アルマーニのスーツを身にまとい、男心をドラマティックに奏でるイル・ディーヴォ。
彼らの過去、現在、そして未来は、極品のドラマで彩られています。

世界中で圧倒的な人気を誇るモンスター・ヴォーカルユニット。
昨年、2年ぶりに来日公演を果たし、エネルギッシュで洗練されたステージでファンを熱狂させました。
その人気の秘密とは?


「メンバー紹介」
◆デイヴィッド・ミラー
 テノール アメリカ出身
伸びやかな高音とドラマティックな中域 これぞというテノールという美声の持ち主

1973年4月14日、アメリカのサンディエゴ生まれ。デンバーに移った8歳のころから、トロンボーンを本格的に学び始め、ユース・オーケストラの首席をつとめるほどまでの実力を有し、ジャズの勉強もしていたが、歌を選択したのは、高校に入学してからです。
歌の世界にのめり込んだ彼は、オバーリン音楽大学(オハイオ州)に進み、政学の学士号とオペラの修士号を取得。その後は北米やヨーロッパのオペラ・カンパニーに属し、数多くのオペラやミュージカル作品で主役を演じてきました。

イル・ディーヴォのオーディションを受けたのは、パリのバスティーユ劇場での公演後であり、参加の打診を受けたときにはメトロポリタン歌劇場でのデビューも含め、世界各地で4年先までの契約があったときでした。それらをキャンセルして、参加を決めています。

今も、オペラとのリンクを大切にしています。イル・ディーヴォでは「一切オペラ・アリアを歌わない」けれど、ヴォーカル・トレーニングはもちろん、休暇を利用して、オペラやミュージカルをはじめとするコンサートに出演するなど積極的にアクセスしています。

一方、日本が大好きなデヴィッド。独学の彼の日本語によるMCで、日本ツアーは盛り上がります。
どこにでも持ち歩いているビデオ・カメラで制作するミニ・ムービーの腕は玄人はだしだそうです。


◆セバスチャン・イザンバール
 ポップ・ヴォーカル フランス出身
ポップ・フィールドから唯一参加したメンバー 彼の存在こそが、イル・ディーヴォのマジック

1973年3月7日、フランス・パリ生まれ。4歳のときにデヴィット・ボウイのコンサートにつれて行かれ一気にファンとなり、クラシック音楽が流れる環境のもと、ギター・ピアノ、そして歌を耳から学びました。

2000年にソロ・アルバム「Libre」でデビュー。同時にソングライターとしても活躍を始める。
2002年にはミュージカル「星の王子様」のロングラン公演に主演、そして音楽プロデューサーを務めるなど、着々とキャリアを築きました。

セカンドアルバムのプロダクツに向かっているときに、イル・ディーヴォのオーディションをバスティーユ劇場で受けることになりました。
彼の存在こそがイル・ディーヴォ創造のために必然でありました。また、彼がポップ・フィールドで培ってきたセンスがアルバム作りのアイデアに大きな助けとなっています。

思いを歌に託す、セバスチャンの歌声には、包み込まれるという形容詞が似合います。
そして、時に聞こえてくるフレンチの香りただよう彼の歌い回しに、心地よく気持ちをかきたてられることも。
まさしく、彼の存在こそがクラシックとポップスの融合を絶妙な形で実現させることを可能にし、イル・ディーヴォを唯一無二のヴォーカル・グループに仕立てあげたマジックなのです。


◆ウルフ・ブーラー
 テノール スイス出身
つややかなテノール、詩情をたたえた歌唱 ジェントルな顔の一方、へヴィ・メタも大好き

1971年7月19日 スイスのウィルサウ生まれ。5歳からバイオリン、10代半ばにはクラリネット、ピアノを学びましたが、10代のころには、地元を中心に活動するロック・バンドのヴォーカルをつとめ、1991年にはアルバムも発表という経歴を持ちます。

しかし、音楽教師になるための勉強をしていくうちに、クラシック音楽に傾倒します。
スイスのアカデミー・オブ・スクール・アンド・チャーチ・ミュージックで音楽教育と政学研究の学位を取得したのち、アムステルダム音楽院で声楽の学位、さらにはフランスのメスにある国立音楽院で歌曲とオペラの修士号を取得、と真面目に目標に向かっていきました。

イル・ディーヴォの活動をしながら、今ではモーターバイクとエレキギターを自由時間の楽しみにしているそうです。
ウルフ・ブーラーの魅力は、過去から現在に至る自らの中に根ざす様々な両極を、絶妙なバランス感覚で管理する、そのクレバーな精神から生まれでてくるものなのです。


◆カルロス・マリン
 バリトン スペイン出身
バリトンでありながらテナー音域までクリア 会場を揺るがすパフォーマンスは完ぺきなラテン系

1968年10月13日、スペイン人の両親のもとドイツに生まれた。
幼いころからヴォーカリストとしてのキャリアを積んできました。
初めてステージに立ったのは5歳。700人の聴衆の前で「グラナダ」を歌い、歌手になろうと思ったそうです。その後映画「歌劇王カルーソー」をみてマリオ・ランツァのオペラティックな歌声に魅了されたことも、この道に進む大きな引き金になったようです。

8歳のとき、知人のすすめでオランダに家族と移り住み、10歳でシングル2枚、アルバム1枚をレコーディングしています。
その後スペインに移り、マドリッド音楽院で歌とピアノのレッスンを受けつつ、ポップ・ミュージックのコンテストに出て優勝、またテレビにも歌手、プレゼンターとして出演していました。

主要なオペラ作品に出演し、最高のバリトンとの評価を得、スペインのみならず、世界的にもその名を知られるようになりました。

イル・ディーヴォの話がきたときは、すでにベテランの歌い手としてキャリアを築いていたわけだから、当初まったくその気がなかったそうです。
しかし母親や当時つきあっていた女性から勧められたことで、3年以上に及ぶ出演契約をキャンセルし、イル・ディーヴォに参加することを決めたといいます。




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