アンドレア・ボチェッリ
アンドレア・ボチェッリ ポップスアルバム
CD
●ロマンツァ(1997年)
常連のプロデューサー陣に加えて、カイリー・ミノーグなどで有名なガイ・チャンバーズとスティーヴ・パワーを起用した「新たなる日」を収録。
ロック・テイストも加えた従来の作品とはひと味違うチャーミングなポップ・チューンです。
人気シンガー、エンリケ・イグレシアスが曲作り二酸化したことでも話題になりました。
郷愁を感じさせた前作に対して、現在の彼自身を投影したポジティヴな作品が中心です。
「君の愛なしでは」にジプシー・キングスのギタリスト、マリオ・レイエスを起用。
日本版には12歳のしんじんオペラ歌手ホリー・ステールをフィーチュアした「愛のおもむくままに」やおなじみの名曲「哀しみのソレアード」を含み3曲が収録されました。
●夢の香り(1999年)
「ロマンツァ}からオペラ作品を挟んで発表したポップスアルバム第2弾で、これまた大ヒットし、彼の世界的人気を実現させた1枚です。
アニメ映画「キャメロット」のテーマ曲用にデイヴィッド・フォスターがプロデュース、セリーヌ・ディオンがデュエットした「祈り」を収録していますが、イタリア語の名曲と違和感のない仕上がり。
また「心の中の彼女」ではエロス・ラマゾッティとのデュエットが実現し、鼻にかかった声質の違う彼と微妙な掛け合いを聴かせて、イタリアの国民歌手同士の夢の競演を実感させます。
レトロな印象を与えるナンバーをモダンに料理した独自性が大きなポイントで、代表曲になった「大いなる世界」やモリコーネ作「ある愛」も収録。
●トスカーナ(2001年)
ポップアルバム第3弾。故郷トスカーナをモチーフにした愛と自然、家族を歌い上げています。
U2のボリが詩を朗読で参加した「出会い」はすべてのリスナーを郷愁に誘う名曲。
前作で意気投合したデイヴィッド・フォスターガ曲を書いた「千の月と千の波」など、心を洗われるような名曲揃い。世界的な名声を確立した彼が、むしろ自らの原点に戻ったようなヒューマンな内容。
「優しさに慣れたなら」で新進女性歌手のヘレナを抜擢したのが話題になりました。
●アンドレア(2004年)
●タイム・トゥ・セイ・グッバイ(ボチェッリ・スーパー・ベスト2008年)
デイヴィッド・フォスターやサックスのケニーGら、豪華アーティストとコラボした新曲4曲を含む5曲の新録を加えた究極のベスト。ベスト盤初収録となるサラとのタイトル曲やセリーヌ・ディオンとデュエットした「祈り」など、ゴージャスな話題性が満載ですが、ワールド・ミュージック的な感触を取り入れた「静寂の声」や初期「ロマンツァ」など内省的な曲から、スケールの大きなドラマティック・ナンバー「メロドラマ」まで、さまざまな名曲をクラシカル・クロスオーバー的コンセプトで収録。
日本版にはヘンリー・ヴァージョンの「誰も愛を知らない」と夏川りみと共演した「ソモス・ノビオス
~愛の夢」がボーナス・トラックとして追加。
●サンタ・ルチア~魅惑のイタリアン・ソングス(2009年)
ボチェッリが子供に親しんだイタリアの名曲を集めたコンセプト・アルバム。
日本人にもなじみのある「フニクリ・フリクラ」やラーラの「グラナダ」からイタリア民謡「サンタ・ルチア」「海に来たれ」、マリオ・ランザの熱唱でも知られているダルドロの「ビコーズ」まで、当時
50歳を迎えた彼の音楽的なバックグラウンドを垣間見たような名曲を歌い上げています。
初回リリース時に加えられた限定DVDには、リタ・ヘイワーやジャックりーヌ・ケネディ、モンローらのレトロな映像が収録されています。
●マイ・クリスマス(2009年)
デイヴィッド・フォスターをプロデューサーに起用した異色のクリスマス・アルバム。
彼が「ほわいと・クリスマス」「サンタが町にやってくる」「ジングル・ベル」を歌うだけでも事件ですが、デュエットのパートナーとして、メアリー・J・ブライジやコートニー・プロディングら豪華ゲストを迎えているのも嬉しい。
特にナタリーコールとの「クリスマス・ソング」とキャサリン・ジェンキンスと掛け合うドラマティックな「アイ・ビリーヴ」はハイライトです。
初回限定版にはLAで行ったスペシャル・ライヴの7曲が収録されたDVDがカップリングされました。
●ヴィアッジョ・イタリアーノ+2
幻の作品を新装販売。95年にリリースされたアルバムで、同年ロシアにてウラジミール・フェドセーエフの指揮、ロシア芸術アカデミー合唱団を起用し、デジタル・レコーディングされた労作。
プッチーニやシューベルト、ヴェルディなどのクラッシックから「オ・ソレ・ミオ」「はるかなるサンタ・ルチア」などのイタリアン・ポップスで構成した現在のボッチェッリの手法にリンクするコンセプトですが、正攻法の純粋なクラッシックを目指している点が初々しい。
今回の新装盤には「アイ・ビリーヴ」とビゼーの歌劇「真珠採り」から「宵のことだった~神殿の奥深く」を追加。SHM-CD仕様で発売 2800円
DVD
●ライヴ・イン・トスカーナ(2007年)
故郷のラジャーティコ野外特設会場で開催されたワンナイト・オンリーのスペシャル・ライヴを収録。
ヨーロッパの野外コンサート特優ン開放的な空間で、おなじみのナンバーからエルヴィスのカバーのような以外な曲まで、たっぷり披露。
ミュージカル「アイーダ」で当てたヘザー・へドリーやピアノのラン・ラン、サックスのケニーG、ラウラ・パジーニら豪華ゲストが次々に登場します。
もちろん、クライマックスは歌姫サラを迎えた「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」です。
「大いなる世界」や日本用のボーナス・トラックを追加収録したボーナスCD付き。
●マイ・クリスマス・ライブ(2009年)
同名のアルバム制作を記念してLAのコダック・シアターでおこなったスペシャル・ライブの模様を収録。ボチェッリがマペットと一緒に「ジングル・ベル」を歌うなど、楽しい趣向も満載です。
アルバムのレコーディングに参加したナタリーコールやキャサリン・ジェンキンス、メアリー・J・ブライジラ、豪華ゲストの出演も話題で、コートニー・プロディングの曲のみカントリーの女王リーバ・マッキンタイアがパートナーを務めています。
アルバムには1曲目「ホワイト・クリスマス」をラストでゴージャスに決めています。
アンドレア・ボチェッリとは
クラシックとポップスの両方のジャンルで世界的な成功を収めるという偉業を成し遂げたテノール歌手がアンドレア・ボチェッリです。
ロマンティックで情熱あふれる歌声は”神の声”とまでいわれ、世界中の人々を感動され続けています。
4月に2年ぶりに来日して武道館で一夜限りの公演を開催、再び日本のファンを魅了しました。
アンドレア・ボチェッリとは
1958年、イタリアのトスカーナ地方に生まれました。生まれつきの弱視で、いずれ光を失うことが判明。
両親が、音楽好きな彼のためにプレーヤーと多くのレコードを買い、何度もレコードを聴いたので、9才のころにはすべてのオペラを暗記していたといいます。
そのころから、偉大な歌手になりたいという夢が彼に迫っていたようです。
12歳のとき、サッカー中の事故で失明してしまいました。
地元の歌のコンテストで優勝したボチェッリは自信をつけて、ルチアーノ・ベッタリーニに師事するためのレッスン代を稼ぐため、ピアノバーで歌うようになりました。
しかし、親のすすめに従って、ピザ大學で法律学を学び博士号を得て、弁護士として仕事を始めました。
しかし音楽への情熱はさめることなくついには歌手への道へ進むことを決心します。
次にかかわったのが、イタリアのロック・スター、ズッケロです。ズッケロがテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティのデモ・テープをアシストするアーティストを探していたところ、ボッチェッリに目をとめたのです。
彼をポピュラー音楽に誘ったのが、ズッケロで、ここから彼のキャリアが大きく開けることになるのです。
ズッケロの紹介でシュガーミュージックと契約。94年のサンレモ音楽祭に出場し、一躍注目を浴びます。成功した彼が得た、さらなる栄誉が94年のパヴァロッティとの共演です。ここから2人の強いきずなが結ばれたのです。
こうして、ボチェッリはイタリアの大スターとなりますが、世界的なスターへと躍進したきっかけが、イタリア国内でヒットしていた「君と旅立とう」を英語ヴァージョンにして、サラ・ブライトマンとデュエットした「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」です。
ボチェッリは2000年にはローマ法王の前で歌い、長年の夢であったオペラにも出演。
ポップスとクラッシックの2つの世界で活躍する彼のスター性は、アメリカでも関心を集め、セリーヌ・ディオンとのデュエット「祈り~プレイヤー」が実現。
こうしてイタリア・ヨーロッパ・アメリカと人気が広がり、今やクラシック界とポピュラー界の両方で成功した世界的なテノール歌手として認知されています。