迷惑エネルギー:カテゴリー
迷惑エネルギーが燃料や電力に変身
生ゴミや生活廃棄物、下水、汚泥、家畜のふん尿は普通に考えれば、迷惑なものですが発酵させることで得られる可燃性のガスがバイオガスです。
発酵によって生じるバイオガスは、中国などでは古くから燃料としていましたが、日本ではあまり使われてはいませんでした。
それが、近年地球にやさしい自然エネルギーとして脚光をあびるようになりました。
埋立地やごみ処理場などで発生するメタンガスはCO2の21倍も温室効果が高いとされ、
そのままでは環境におおきな負荷がかかりますが、バイオガスの成分として安定させた
状態で管理し、大気中の放散を防げれば、それだけ温暖化防止に役立つというわけです。
バイオガスは精製の技術が向上し、利用範囲が一気に広がろうとしています。
たとえば、高度に精製してメタン成分の純度を上げると、ガス機器で利用できるようになるそうです。
精製したバイオガスを都市ガスに混ぜて利用することも可能になります。
振動や騒音などを電気エネルギーに変えて活用する技術は、昨年12月、首都高速の中央
環状線の荒川にかかる五色桜大橋にイルミネーションを点灯させたもので、「振動発電」というものでした。
東京駅の雑踏の振動を「発電床」というシステムで電気エネルギーに変換し、自動改札の
電力に使う実験も行われています。
踏むと電気が発生する「発電床」は、避難路の誘導灯として活用が期待されています。
たとえ停電になったとしても、床に足を踏み出すことで電気が発生し、誘導灯が光ってくれるからです。
一日でも早く多くのところで実現されればと期待します。