オペラ通になる作品

オペラ通をめざすならこの8作品

アイーダ(ヴェルディ)
アイーダ(ヴェルディ)エジプトを舞台にした恋愛悲劇です。戦争中のエジプトとエチオピア。それぞれの国を祖国にする男女が恋におち、国を優先するか、恋を優先するかで悩み抜く。
しかも二人を引き裂こうとするライバルも出現。もはやこの世では結ばれないと知ったふたりは、死に救いを求めますが・・・。
王女が奴隷に身をやつしたり、王様が平民のふりをしたりと冷静にみればストーリーにおかしなところはたくさんありますが、簡素で力強い音楽のおかげで、ついつい夢中にさせられてしまいます。
華々しい凱旋行進の場面も見どころになっています。


トスカ(プッチーニ)
トスカ(プッチーニ)2時間に満たないオペラですが、歌手の聴かせどころはたっぷり。
ローマの悪徳警察長官が、美人のトスカを我がものとするために、彼女の恋人を逮捕し、拷問するという実にひどい話です。
第2幕で、トスカを警察長官が対決し、ついに殺人に至ってしまうシーンは、数あるオペラの中でも特に劇的な場面として知られています。


トゥーランドット(プッチーニ)
トゥーランドット(プッチーニ)プッチーニのトゥーランドットは、中国を舞台にした大規模な作品です。求婚者に謎解きを要求し、解けない場合は情け容赦なく斬首する残酷な王女。だが、ついに謎を解く者が現れる。オーケストラが壮大かつ繊細な音楽を繰り広げ、プッチーニの作曲技法の頂点とされるのも当然です。


セヴィリアの理髪師(ロッシーニ)
セヴィリアの理髪師(ロッシーニ)彼の最高傑作で、明朗なメロディが次々と流れ出てきます。本作品をはじめとして、オペラの中では「復讐のアリア」と呼ばれる歌がしばしば登場します。
「覚えていろよ、絶対に復讐してやる」とネチネチ歌うのです。
人間的にどうかと思われますが、魅力的な歌が多いのは事実です。


ドン・ジョヴァンニ
ドン・ジョヴァンニ主人公は女たらしのドン・ファン。モラルも何もあかまいなしに、女と見れば口説いて飽きない。この題材にひかれて多くの音楽作品が作られましたが、その最高峰がモーツァルトのオペラであるあることを疑う人はいないもの。女たらしの主人公なのに、このオペラの中では一度も口説きに成功しません。彼は貴族ですが、もはや庶民の娘ですらカンタンに貴族になびいたりしないのです。こんなところにモーツァルトの反権力の精神がうかがえますね。


魔笛(モーツアルト)
魔笛(モーツアルト)メルヘンオペラでヨーロッパでは、大人が子供を連れて見に行く定番演目。単純素朴な音楽と、妙に技巧的な音楽が混在しています。
中でも「夜の女王のアリア」は至難で知られる歌で、高度なテクニックでもってドス黒い邪念を表現しなければなりません。
モーツァルトの時代まで、ヨーロッパではイタリア音楽が一流とされていました。だからモーツァルトもイタリア語でオペラを書いてきましたが、それに飽きたらず、人生の最後になってドイツ語歌詞を作ったのがこの作品です。


ニーベルングの指輪(ワーグナー)
ニーベルングの指輪(ワーグナー)4つのオペラを4夜かけて上演するという、くたびれるオペラの最高峰。北欧神話に素材を求めたストーリーは、きわめて複雑。あらかじめ相当予習しなければとうてい楽しめるものではありません。一度はまると、この長さ、複雑さがたまらない快感になります。特に「ワルキューレ」は名作で、「ワルキューレの騎行」など、充実した音楽がたっぷり含まれています。
第4作「神々の黄昏」は、次々と殺人が行われる陰惨な権利闘争。まとめてみるのが一番ですが、どれかひとつだけなら、愛のオペラ「ワルキューレ」か、犯罪のオペラ「神々の黄昏」がお薦め。


エフゲニー・オネーギン(チャイコフスキー)
エフゲニー・オネーギン(チャイコフスキー)19世紀ロシアの貴族青年の倦怠とデカダンスを表現した作品です。何ものにも熱中できず、人生に飽きているオネーギンは、ようやく夢中になれる女を見つけました。
だが、彼女は人妻で、貞操を守り男を拒絶します。また、決闘シーンが出てきます。普通、決闘は、名誉を守るための儀礼的なものだったと当時は言われています。
誰だって死にたくはないもの。
相手を撃つふりをして、わざと外すのが暗黙の了解でした。ところが、哀れなオネーギンは誤って友人を殺してしまうのです。
切ないメロディはチャイコフスキーならでは。





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