日本と世界のオペラハウス比較
日本と世界のオペラハウスをご紹介
昔、王侯貴族は自分たちの楽しみのためにお城や館に専用の歌劇場を造り、お抱えの音楽家たちにオペラを上演させました。
その後ヴェネツィアでは、身分に関係なく、お金さえ出せばだれでも入れる商業的な劇場が造られ、連日大盛況でした。
庶民も楽しむ歌劇場が完成したことでオペラは世界中に広まったのです。
ヨーロッパ各地には、数百年の時を経た華麗なオペラハウスが今も当時の姿をとどめています。それらの歌劇場のなかでも伝統と格式とクオリティの点で際立っているのが、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場です。
また世界で最も豪華な歌劇場といえばパリのオペラ座(写真右)で、ナポレオン3世の時代に14年の歳月をかけて建設されました。
ニューヨークのメトロポリタン歌劇場は、大富豪夫人が煌びやかな宝石とドレスを見せるために、巨額の寄付をして新歌劇場を建設したのが始まりで、いまも民間の寄付により運営されています。
他には最近リニューアルされた英国ロイヤル・オペラハウスやミュンヘンのバイエルン国立歌劇場も世界に冠たる歌劇場です。
日本では、オペラも上演できる機能を備えた東京文化会館やオーチャードホールがオペラ会場として定着しています。
1997年にようやく初の国立オペラハウス、新国立劇場が完成しました。
関西にも4面舞台を備えた舞台芸術専用のびわ湖ホールが誕生し、横須賀、浜松、松本、
富山、西宮などにも同様の施設をもった劇場が相次いで建設されました。
ミラノ・スカラ座
イタリア・オペラの総本山として知られる世界最高峰の歌劇場。ミラノの街の中心、ドゥオーモやガレリアからも近い。
外観はかなり地味ですが、中は赤と白と金色を基調にした豪華な内装。スカラ座には現在ロビーから入場可能な博物館が付属し、そこでは絵画、草稿、彫像、衣裳やその他オペラに関係する文書など特別な収蔵品を保有している。客席数は2015と大きい。
ウィーン国立歌劇場
街の中心、リング通りの真ん中に堂々たる姿を見せる。
オペラの殿堂とも呼ばれ、9月~9月までのシーズン中、ほぼ毎日オペラかバレエの公演があります。年間約50のオペラと約20のバレエが上演され、2002年9月音楽監督に小澤征爾(せいじ)が就任した。
ロビーの豪華さは世界1~2を争う。客席数は1642。
パリ・オペラ座
パリのオペラ座大通りの突き当たりに建つ華麗な歌劇場。現在の壮麗な大歌劇場は1875年ガルニエの設計で完成、ガルニエ宮ともよばれる。
とくに19世紀はヨーロッパのオペラ活動の中心の一つで、ロッシーニ『ウィリアム・テル』、マイヤベーアのグランド・オペラ『ユグノー教徒』、ベルディの『ドン・カルロス』をはじめ多数の作品が初演された。
入口までの長い階段を登り、扉を開けると正面に豪華な大階段があります。設計者の名をとり、「ガルニエ宮」とも呼ばれる贅を尽くした内装。客席数は1991。
メトロポリタン歌劇場
ニューヨークのリンカーン・センターの真ん中に位置し世界最大の規模を誇る。舞台芸術の殿堂として知られるリンカーンセンターの現劇場は建築家ウォレス・ハリソンが設計したものである。
2年前に就任した新支配人のもと次々と新企画を打ち出し、いま世界で最もエキサイティングな歌劇場となりました。 メトロポリタン歌劇場が有する膨大なレパートリーから毎晩異なる演目を上演することができる。メトロポリタンの舞台の背景画は非常に大きく、かつ緻密に描かれており客席数は3800と世界最大と見るものを圧倒する。
滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
滋賀県琵琶湖のほとりにあります。日本で3棟目となる本格的な4面舞台を備える大ホールの他、中ホール・小ホールを付帯するオペラ、バレエなどの舞台芸術専用ホールです。運営は財団法人びわ湖ホールが行っており、音響家が選ぶ優良ホール100選に選ばれています。開館は1998年で大ホールは4面舞台を有し、座席数は1848と理想的で、オペラやバレエなど、舞台芸術専用の贅沢なホールです。
新国立歌劇場
東京の初台に建設された、わが国初の国立オペラハウス。1997年に開館。オペラ劇場は、客席から見える主舞台のほかに、奥と左右にそれぞれ主舞台と同じスペースをもつわが国初の四面舞台の劇場で客席数は1814です。
ダイナミックな場面転換もスムーズで、本格的なグランドオペラの上演も可能となり、常設のオーケストラピットもフル編成の120人の演奏ができる広さです。まさにオペラのために生まれた劇場。。愛称はオペラパレス。
東京文化会館
東京文化会館は、「首都東京にオペラやバレエもできる本格的な音楽ホールを」という要望に応え、東京都が開都500年事業として建設し、1961(昭和36)年4月にオープンしました。 開館当初から、クラッシック音楽の殿堂としてコンサートをはじめ、海外から招集したオペラ公演が行われています。音響の良さで知られ、上野公園入り口という地の利もあり人気のホールです。 客席数2303。
オーチャードホール
東京・渋谷にある複合文化施設Bunkamuraのコンサートホール。いずれも天井が高く、垂直の両側壁、浅いバルコニーを持つシューボックス型ホールです。オーチャードホールは、このシューボックス型を採用した国内最大規模のホールで、客席数は2150。オペラやバレエだけでなく、コンサートも行われます。
華やかな雰囲気の漂うホワイエ、落ち着いた客席空間、開演前や幕間のひとときに飲み物を楽しめるビュッフェが、ゆったりとした時間と感動の余韻を約束します。 アクセスが良く、雰囲気も良いホールです。