オペラ通をきどる話題15選

これであなたもオペラ通になれる

開演前に、幕間で、アフターで、オペラ通をきどる知っておきたい15の話題をご紹介。
オペラの歴史・お約束ごと
オペラの語源
1600年頃にたんじょうしたときはまだオペラと呼ばれていませんでした。
オペラとはイタリア語で作品という意味。語源はラテン語のopusの複数形であるoperaがもとだといわれています。オペラという言葉が使われたのは1639年頃ではないかとされます。

オペラハウスに娼婦がいたの?
17世紀中ごろ、ヴェネツィアに商業的なオペラハウスが誕生し、人気になりました。
劇場内にはカジノやレストランなどが入り、娼婦たちが常駐する劇場もありました。
また桟敷席を所有する貴族の中には改造してシャワーを付け、密会の場所に利用する人もいたようです。オペラハウスは、まさに娯楽の殿堂だったのです。

オペラハウスの構造
コンサートホールとの違いは、舞台下方にオーケストラ・ピットがあること。
また舞台には左右と後ろに舞台とおなじスペースが必要(4面舞台)。
舞台が沈む奈落も必要なので、客席から見える舞台の4倍のスペースが必要なのです。

プロダクションとは?
一つの演目を演出家が新しく演出したものが、プロダクション。
新演出したものは、歌劇場によっては10年ほど使うこともあります。また近年はいくつかの歌劇場がお金を出し合い、一つのプロダクションを創って各地を巡演することもある。


オペラの雑学いろいろ
ブラボーとブーイング
歌手が超絶技巧のアリアを披露したとき、またはハイCが決まったとき、「ブラボー」と声をかけます。ブラボーは男性に向けて、女性歌手なら「ブラーヴァー」、複数の歌手なら
「ブラーヴィー」ですが、通常は「ブラボー」で大丈夫です。
反対にひどい、サイテイと思ったら、「ブ~」と非難の声を出します。これがブーイング。

「ハイC」9連発
かつてバヴァロッティは「キング・オブ・ハイC」と言われました。テノールにとって、
高音のC(ド)を出すのは至難の技で超絶技巧を必要とします。このハイCを9つも連発しなくてはいけないアリアがあります。
ドニゼッティの「連隊の娘」で歌われる「友よ、今日は楽しい日」で、これを得意とするのが、ファン・ディエゴ・フローレスです。日本公演では完璧に歌い、さらにアンコールに応えてもう一度歌って大喝采を浴びました。


楽屋の耳うち話
ヌードが出るオペラ?
実はオペラではふつうのことです。「サロメ」では美少女サロメが7つのヴェールを次々脱ぎながら踊る「7枚のヴェールの踊り」という見せ場があります。
舞台上で何度かオールヌードになった勇気あるソプラノを見ました。
幕が開いたら、舞台の左右前方にオールヌードの男女が立っていたオペラもあります。
ザルツブルグ音楽祭で、モーツァルト「後宮よりの逃走」が上演されたときのことです。
演出家の意図なのですが、意味不明でした。とオペラにはヌードが出ることもあるのです。

動物が出るオペラ
「アイーダ」の凱旋行進の場には野外公演などでは、ゾウやラクダや馬などの動物が出演します。ワーグナーの「ニーベルングの指環」の第3夜「神々の黄昏」では、グラーネという名の名馬が出演します。

指揮者が突然消えた?
オーケストラの舞台で、大きな身振りで指揮していた日本人指揮者が、突然舞台下に転落した話は有名です。しかしオペラの指揮中突然倒れ、そのまま亡くなった指揮者もいます。

動かない歌手
いまは立派な体格の歌手は少なくなりましたが、かつては舞台で動かないソプラノやテノールがいました。パヴァロッティは膝の故障で、時々は動かずにオペラに出演しました。
最近では日本で、絶世の美女であるべきトゥーランドット姫が太りすぎのため動けず、
車いすで出演したという例もあるそうです。

映画に使われたオペラ
コッポラが監督した「ゴッドファーザー・パートⅢ」では、シチリアのパレルモにあるテアトロ・マッシモが舞台になりました。「カヴァレリア・ルスティカーナ」が演じられている最中に殺人が起こるのです。
アカデミー賞を受賞した「月の輝く夜に」も、メトロポリタン歌劇場が舞台。おしゃれして「ラ・ポエーム」を見に行き、恋に落ちる物語です。
またジュリア・ロバーツが主演した「プリティ・ウーマン」は椿姫が物語の下敷きになっています。「地獄の黙示録」では、ワーグナーの「ワルキューレ」の音楽が見事に効果的に使われました。


オペラ・ギネスブック
一番長いオペラは?
ワーグナーの「ニーベルングの指環」4部作。権力の象徴である黄金の指環をめぐり、
天上界、地上界、地下界で繰り広げられる権力闘争を描いた物語です。
上演には4日間を要しますが、その1演目だけでも、上演する場合は5時間半ほどかかります。

一番登場人物が多いのは?
ソリストだけで60人を必要とするのが、プロコフィエフの「戦争と平和」。
100人以上の軍隊役をはじめ合唱団やオーケストラなど、総勢300人以上が出演します。




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