知っておきたいオペラ用語
オペラ用語集
アリア
もともとは歌という意味で、登場人物の感情が高まったときに心情を吐露する場面で歌います。かつては技巧を誇示する要素もありました。オペラの聴かせどころ。
オペラ・ブッファ
正統的オペラはまじめな内容で、正歌劇(オペラ・セリア)と呼ばれました。これに対し、滑稽で喜劇的な内容のオペラを指します。
オペレッタ
オッフェンバックが芝居と音楽を合体させた滑稽で風刺的な音楽劇を創り、パリで大ヒットしました。これがオペレッタの始まりですが、ウィーンに伝わってラヴコメディ的要素が加わり、定着しました。芝居と音楽に踊りも加わる娯楽的な要素が強い形式。
楽劇
ワーグナーの「トリスタンとイゾルテ」以後の大規模な作品がこう呼ばれています。
ワーグナーが目指した全体芸術の理念を具現化したもの。
ゲネプロ
ゲネラルプローベの略。本番前の最終リハーサルで、本番と同様に衣装を着けて、全編を通して行われることが多い。
コロラトゥーラ
装飾音符のついた高音をコロコロところがす技法。アリアなどの聴かせどころで華やかに歌われます。イタリア・オペラの「狂乱の場」などで、超絶技巧を誇示するため用いられます。
スタジオーネ・システム
一つの演目(新演出上演など)を1か月間に5~7回ほど上演するシステム。
イタリアはほとんどこのシステムで、1か月滞在しても1~2演目しか見ることができない。
タイトル・ロール
タイトルになっている役(ロール)で、題名役と訳す。「トスカ」のトスカ、「カルメン」のカルメンなど。
馬蹄形
17世紀から18世紀に創られたオペラハウスは、馬蹄形が多く、ヨーロッパの伝統的なオペラハウスは、いまもこの形を保っています。国によって呼び方が違いますが、1階の平土間席は伊語でプラテア、独語でパルケットとパルテレ。
2階席からはボックス型の桟敷席で、伊語はパルコ、独語はロージェとバルコン、一番上の天井桟敷は伊語でガレリア、独語でガレリーと呼ばれます。
桟敷席の中央には、国王のための貴賓席があります。
バンダ
楽隊の意味で、舞台の上や舞台裏で、ドラマに即した音楽を奏でる小規模な楽団のこと。
プリマドンナ
一番目の女性という意味で、主役の女性を指す。主にソプラノ。男性の場合は、プリモ・
ウォーモといいます。
プレミエ
新演出上演のこと。または新演出の演目がかえられる初日を指すこともある。
プロンプター
舞台中央にあるボックスの中から歌手に台詞や歌の出だしのきっかけを与える人。
ベルカント
もともとは美しい歌という意味。美しく滑らかな歌唱法やスタイルを指す。ベルカント唱法というように。イタリア・オペラでこの唱法が用いられます。
レチタティーヴォ
アリアとアリアの間に、チェンバロなどの伴奏で、その場の状況やあらすじなどを説明する場面で、語るように歌われる部分を指す。
レパートリー・システム
ほぼ毎日、違うレパートリー(演目)を上演しているシステム。ドイツ語圏ではほとんどこの方式をとります。